(富 第85049号)令和8年度 富士停車場線ほか道路照明工事(LED化)の落札動向分析

リード

静岡県発注の電気工事「(一)富士停車場線ほか道路照明工事(LED化)」が、6月29日に開札されます。入札方式は事後審査型の制限付一般競争で、予定価格は非公開です。工種が一致する類似のLED道路照明3件は、いずれも(株)寺田電機工業が落札率89.4〜89.6%で落札しており、同社が有力な参照軸になると見られます。

案件の特徴

本案件は道路照明のLED化を目的とする電気工事です。静岡県の管轄で、既存照明設備を更新する業務と見られます。

入札方式の「制限事後」は、一定の参加要件を満たす業者が応札し、落札候補者の資格確認を開札後に行う方式です。有資格の電気工事業者が広く応札できる構造で、応札社数が読みにくい点に留意が必要です。予定価格は非公開のため、各社は過去の類似工事から価格帯を推定する形になります。

過去類似工事の落札傾向(本サイト再集計)

cosine類似度上位の類似5件は、本サイトの再集計でいずれも落札率を算定できました。落札率は89.1%から99.9%に分布し、単純平均は約91.5%です。99.9%の1件を除く4件は89.1〜89.6%に収まり、約1割の値引き幅で並びます。89%台は複数社競合で価格競争が働いた水準と見られます。

注目すべきは工種一致の度合いです。本案件と同じLED道路照明の3件は、すべて(株)寺田電機工業が89.4%、89.5%、89.6%で落札しています。3件平均は約89.5%で、レンジは0.2ポイントに収まります。LED照明は機器費の市場価格が読みやすく、各社の積算が収斂しやすいため、89%台前半に張り付く傾向があると見られます。

一方、落札率99.9%の1件は工種が無電柱化(道路改築)で、(株)深澤建設が予定価格の上限近くで落札しています。89.1%の1件は標識工で(株)日本標識が落札しました。両件は工種が異なり、本案件の参照値としては割り引いて見る必要があります。

| 案件名 | 落札者 | 落札額(円) | 予定価格(円) | 落札率 |
|---|---|---|---|---|
| 富士清水線ほか道路照明工事(LED化第1工区) | (株)寺田電機工業 | 29,260,000 | 32,670,000 | 89.6% |
| 富士富士宮線ほか道路照明工事(LED化第1工区) | (株)寺田電機工業 | 23,560,000 | 26,350,000 | 89.4% |
| 富士川身延線ほか道路照明工事(LED化第2工区) | (株)寺田電機工業 | 28,720,000 | 32,070,000 | 89.5% |
| 鷹岡富士停車場線ほか交通安全工事(標識工) | (株)日本標識 | 5,540,000 | 6,220,000 | 89.1% |
| 富士停車場線道路改築(無電柱化)工事(南工区) | (株)深澤建設 | 64,220,000 | 64,290,000 | 99.9% |

想定落札ライン と 注目ポイント

工種一致のLED道路照明3件が89.4〜89.6%に集中している点を踏まえると、本案件も89%台前半が一つの目安になると見られます。LED化工事は単価が比較的安価な部類ですが、設置箇所や既存設備との連携が複雑な場合は工数が増え、応札価格を押し上げる可能性があります。応札社数が増えれば、さらに下振れする余地があると考えられます。

最大の注目点は、(株)寺田電機工業が本案件にも応札するか、そして同社の89%台に他社がどこまで踏み込むかです。制限事後の枠に電気工事業者が何社入るかが、最終的な落札率を左右すると見られます。

アクション:開札6月29日まで残り1日です。過去3件を独占した(株)寺田電機工業の89%台前半を基準線に置き、自社の経審・施工実績を照合して応札可否を判断してください。

【出典】

  • 公告詳細: 公告書(静岡県)
  • 落札集計: 過去 5 件(本サイト独自集計、集計日 2026-06-28)
  • 類似案件: cosine 類似度上位 5 件(同 project_type 限定)