愛知県、1.84億円の総合治水河川工事を6月3日開札 過去類似5件は全て落札率100%

リード

愛知県は2026年5月15日、名古屋市内の総合治水対策特定河川工事(土木一式、予定価格1億8397万円)を事後審査方式で公告しました。開札は6月3日で、過去類似5件すべてが落札率100%だったため、価格競争は限定的になると見られます。

案件の特徴

本工事は「ICT簡易・余裕期間・週休2日・遠隔臨場」の4条件が付された治水工事です。予定価格1.84億円は、地域中堅土木業者の主力レンジに位置します。遠隔臨場が必須要件のため、通信機器の手配と現場運用ノウハウの有無が技術評価で差を生む可能性があります。

過去類似工事から見える落札傾向

類似5件の落札実績は以下のとおりです。

  • 緊急防災対策河川工事(ICT簡易・週休2日・遠隔臨場)2025-350655-000-15 → (株)小原建設(落札率100.0%、7346万円)
  • 緊急防災対策河川工事(ICT簡易・週休2日)2024-351159-000-15 → (株)幡豆土建(落札率100.0%、3200万円)
  • 総合治水対策特定河川工事新川(3号工) → (株)中部土木(落札率100.0%、1億7000万円)
  • 緊急防災対策河川工事(ICT簡易・週休2日)2024-320545-000-15 → (株)中村土木(落札率100.0%、1億0170万円)
  • 砂防河川改修工事(ICT簡易・週休2日・遠隔臨場)2024-380200-000-15 → (株)ごんだ(落札率100.0%、4800万円)

過去5件中5件が予定価格と完全一致しており、価格競争が事実上機能していない構造です。落札者はいずれも県内中小の土木業者で、固定的な受注プレーヤーが回している可能性があります。本工事の規模1.84億円は、過去類似のうち中部土木が受注した1.7億円帯に最も近く、同社を含む同等クラスの参入が想定されます。

元設計との関連

発注図面の前段には、2025年4月24日に株式会社エイト日本技術開発が受託した「名古屋三河道路設計業務委託」、および2025年10月8日に株式会社吹上技研コンサルタント名古屋営業所が受託した「道路改良工事の内道路設計業務委託」が紐付いています。いずれも設計落札率100%で、設計受託者と工事受注者の直接的な取引関係は確認されていません。

想定落札ラインと注目ポイント

過去5件中5件が予定価格一致だったことから、応札価格は1.84億円前後で並ぶ展開が想定されます。差別化軸は、①遠隔臨場用通信設備の導入計画、②週休2日下での工程組み立て、③過去のICT簡易工事実績の提示の3点と見られます。

担当者が次にすべきこと:開札まで残り19日です。直近3年のICT簡易・遠隔臨場対応実績を一覧化し、技術提案書に添付する形で社内決裁ラインに回してください。

【出典】

  • 公告詳細: 公告書(愛知県)
  • 落札集計: 過去5件(本サイト独自集計、集計日2026-05-31)
  • 類似案件: cosine類似度上位5件(同project_type限定)