富士停車場伝法線・青葉橋上部工、7月16日開札 類似5件の落札率は89〜99%と工種で二極化
リード
静岡県は7月16日、富士停車場伝法線の道路改築工事(青葉橋上部工)を制限一般方式で開札します。工種は土木一式で、予定価格は非公開です。同線の類似工事5件の落札率は89.3%から99.4%まで開き、工種ごとに価格競争の働き方が分かれています。落札実績は井出組、中村組ら県内で施工を重ねる業者が中心です。
案件の特徴
本案件は静岡県が発注する富士停車場伝法線の道路改築工事です。(仮称)青葉橋の上部工が対象で、入札番号は富第87001号です。公告日は5月29日で、開札まで残り4日となりました。
入札方式は制限一般です。公告条件を満たせば応札できる一方、実績要件が応札者を絞る要素になると見られます。上部工は橋梁上部の架設が主眼のため、架設実績の有無が問われる分野と見られます。
過去類似工事から見える落札傾向
同線の類似工事は5件確認できます。落札者は井出組、中村組、二十一世紀、エフ・ケー建設の4社です。過去5件中2件をエフ・ケー建設が受注し、残る3件を3社が1件ずつ分け合っています。
工種の内訳は、青葉橋A2橋台工、道路新設工、補強土壁工、坂路工などです。落札額は井出組のA2橋台工が約1億1700万円、中村組の道路新設工が約1億3300万円と、1億円規模の中核工事が上位に並びます。一方で坂路工は約1010万円、補強土壁工は約7560万円と、工種による規模差が大きい点に注意が必要です。
落札率は井出組が99.4%、中村組が97.6%、二十一世紀が91.6%、エフ・ケー建設が91.4%と89.3%です。99.4%は予定価格にほぼ張り付く水準で、価格競争がほとんど働いていないと見られます。対して89.3%は1割超の削減で、応札段階で価格を詰めた可能性があります。橋台工や道路新設工など上位工種で落札率が高く、附帯的な工種で低くなる傾向がうかがえます。
想定落札ライン と 注目ポイント
予定価格が非公開のため、金額の特定は困難です。上部工は青葉橋の構造物本体に関わるため、A2橋台工(約1億1700万円、99.4%)が規模・落札率の両面で最も近い参照値になると見られます。
上位工種で落札率が高止まりしていることから、本案件も制限一般方式の下で価格競争が働きにくい可能性があります。富士停車場伝法線での施工実績や橋梁架設実績の有無が、落札結果を左右すると見られます。
アクション:開札まで残り4日です。自社の橋梁上部工・架設実績を静岡県内で整理し、制限一般方式の公告条件を今週中に確認してください。
【出典】
- 公告詳細: 公告書 (静岡県)
- 落札集計: 過去 5 件 (本サイト独自集計、集計日 2026-07-12)
- 類似案件: cosine 類似度上位 5 件