市道稲武郡界線ほか 橋りょう部分保存検討設計業務委託の落札動向分析
リード
豊田市(愛知県)は7月9日、「市道稲武郡界線ほか 橋りょう部分保存検討設計業務委託」を事後審査方式で開札します。工種は建設コンサル(設計・調査等)で、予定価格は非公開です。過去類似5件では地元設計事務所が受注しており、本案件も同様の展開になると見られます。
案件の特徴
本案件は豊田市による橋りょうの部分保存検討設計業務です。「部分保存」の名称から、既存構造物の活用を前提とした設計内容であると見られます。公告日は6月30日、開札は7月9日です。
入札方式は事後審査です。事後審査では価格開札後に資格審査を行うため、応札段階で価格競争が働きにくい傾向にあります。
過去類似コンサル業務から見える落札傾向
過去類似5件のうち、落札率が公表されたのは2件です。いずれも落札率100.0%で、予定価格に張り付く水準です。落札者は藤コンサルと宇井測量設計で、地元の中小設計事務所です。落札率100%は、価格競争がほぼ働いていない状態を示します。
橋りょう案件に限ると、類似5件中3件が該当します。落札者は梶川土木コンサルタントと藤コンサルで、藤コンサルが2件を受注しています。特定業者への一定の集中が見られると言えます。受注額は127万~390万円で、地方自治体の小規模橋りょうコンサル業務の標準的な規模です。
ただし橋りょう3件のうち1件は、予定価格390万円に対し落札127万円で、約3分の1の水準です。過去案件が一律に満額で決着しているわけではない点には留意が必要です。なお道路概略設計・道路測量詳細設計の2件は、本件の橋りょう保存検討設計とは内容が異なるため、単純な比較は避ける必要があります。
想定落札ラインと注目ポイント
公表された2件がいずれも100.0%であることから、本案件も満額に近い水準で決着する可能性があります。事後審査方式であるため、応札額の上限は予定価格に近づきやすい状況です。一方で橋りょう案件でも予定価格の3分の1で決着した例が1件あり、落札率が下振れする可能性も残ります。
落札者は、橋りょうの構造や保存に関する設計実績を持つ地元設計事務所であると見られます。過去に受注実績のある藤コンサル、梶川土木コンサルタント、宇井測量設計が受注圏に入ると見られます。
読者の建設コンサル各社は、自社の橋りょう保存設計実績と豊田市での受注実績を照合し、7月9日の開札前に参加申込の可否を判断してください。
【出典】
- 公告詳細: 公告書(豊田市)
- 落札集計: 過去5件(本サイト独自集計、集計日 2026-07-07)
- 類似案件: cosine類似度上位5件(同project_type限定)