愛知県、中小河川防災工事を8月21日開札 予定価格9,658万円、地元単独の主戦場
リード
愛知県は8月21日、「中小河川改良工事(大規模特定河川)緊急防災対策河川工事合併工事(週休2日)2026-350431-000-15」を事後審査方式で開札します。予定価格は約9,658万円で、単独のゼネコン1社が消化できる中堅規模です。過去の類似工事は地元業者が単独で受注しており、今回も地元業者の主戦場と見られます。
案件の特徴
本案件は愛知県が発注する中小河川の緊急防災対策工事です。工種は土木一式工事で、公告日は7月31日、開札日は8月21日です。入札方式は事後審査で、応札後に参加資格を確認します。経審の等級区分が入札可否に直結する点に注意が必要です。
予定価格は約9,658万円(0.97億円)です。1億円を下回り、単独ゼネコン1社で対応できる価格帯と見られます。工事名の「週休2日」は工期にゆとりを設ける方式です。その分、実働日あたりの人員確保が採算を左右する可能性があります。
過去類似工事から見える落札傾向
当欄集計の類似5件は、いずれも愛知県内の工事です。落札者は(株)太田建設、(株)寿建設、(株)寺井土木、(株)大矢建設、(株)石原組の5社です。過去5件中5件が地元業者による単独受注で、JVでの受注は確認できません。特定の大手が受注した事例もありません。
5件のうち4件は河川改修・橋梁整備の合併工事で、工種の一致度は高いと見られます。この4件の落札率は94.8%から96.9%に集中しています。残る1件は道路掘削跡復旧の単価契約で、落札率88.4%と性格が異なります。想定ラインを読む際は、工種が近い4件の帯を基準に置くのが妥当と見られます。
元設計との因果関係
本工事の元設計として、道路詳細設計業務委託が1件挙げられます。設計業務は2026年2月25日に開札され、(株)石田技術コンサルタンツが受託しています。設計と工事は時系列で連続しています。設計受託者は建設業者ではなく、工事段階で特定ゼネコンが優位に立つ構図は見えにくいと見られます。
想定落札ライン と 注目ポイント
工種が近い4件の落札率94.8%から96.9%を予定価格に当てはめます。想定落札額は約9,160万円から約9,360万円の帯に収まると見られます。単価契約を含む5件平均の94.3%で試算すると約9,110万円まで下がります。落札率には最大約8.5ポイントの開きがあり、工期条件や人員確保の難易度で応札姿勢が振れる可能性があります。
過去5件中5件が地元業者の単独受注で、地元業者が主導権を握りやすい案件と見られます。開札まで残り約2週間です。自社の河川防災工事の施工実績と、公告記載の参加資格要件・経審の等級区分を照合し、参加の可否を判断してください。
【出典】
- 公告詳細: 公告書 (愛知県)
- 落札集計: 過去5件 (本サイト独自集計、集計日2026-08-07)
- 類似案件: cosine類似度上位5件