愛知県は8月24日、港湾施設の軌道走行式荷役機械補修工事(予定価格1億1,100万円)を開札する。事後審査方式のため、経審での資格取得が合否を分ける。過去5件はすべて単独受注で、特定の実績を持つ業者間で競争が限定されると見られる。
案件概要と入札方式の特徴
発注機関は愛知県、施工地は県内の港湾施設だ。公告日は8月10日で、開札日は24日となる。入札方式は事後審査であり、価格競争よりも入札後の経審による資格審査が合否を分ける。
工種は機械器具設置工事であり、軌道走行式荷役機械の補修が主な内容だ。予定価格1億1,100万円は、港湾の特殊設備を扱う専門業者が単独で対応できる中堅規模と位置づけられる。
過去類似案件から見える競争環境
当欄集計の過去5件は、特定港湾施設の軌道走行式荷役機械補修や上屋補修工事等だ。落札者は(株)JFEプラントエンジ、(株)神野建設、(株)市川組の3社だった。
過去5件中5件が単独受注で、JVによる受注例はない。(株)JFEプラントエンジは2件の補修工事で実績を持ち、港湾の荷役機械分野での専門性が評価されている可能性がある。
港湾施設は構造が複雑で、特定の設備メンテナンスには専門知識が必要だ。地元単独が主戦場となる傾向が顕著なと見られる。
落札率の傾向と価格帯
落札率が判明した4件は、96.9%〜99.8%の範囲だ。内訳は軌道走行式荷役機械補修工(2件)が96.9%〜98.5%、緊急改修工事補修工が99.8%、上屋補修工が99.7%となっている。
過去4件中3件が99%台以上で、価格競争の余地は限定的と見られる。(株)神野建設が9,990万円で落札した上屋補修工(予定価格1億200万円)が最も高額な事例だ。
本案の予定価格1億1,100万円は、この大規模補修事例に近い規模感となる。地域中核ゼネコンが単独で対応可能な水準だが、技術要件をクリアする必要がある。
参入判断のポイント
開札まで残り約2週間だ。自社の港湾施設工事の施工実績と、公告記載の参加資格要件・経審の等級区分を照合し、参加の可否を判断してほしい。
【出典】
- 公告詳細: 公告書 (愛知県)
- 落札集計: 過去 5 件 (本サイト独自集計、集計日 2026-08-12)
- 類似案件: cosine 類似度上位 5 件