令和8年度 松本市美鈴湖自転車競技場補修工事発注者支援業務委託 落札動向分析
松本市は7月7日、「美鈴湖自転車競技場補修工事発注者支援業務」を指名競争で開札します。予定価格は非公開です。過去の同種5件のうち松本市発注3件はいずれも地元系業者が受注しており、本案件も同じ構図になると見られます。
案件の概要
本案件は、自転車競技場の補修工事に伴う積算・調査等を市側で補助する発注者支援業務です。入札方式は指名競争、開札日は2026年7月7日です。発注者支援業務は測量・建設コンサルタント登録業者が主な対象となるため、指名リストに載る顔ぶれは限られると見られます。
松本市の少額コンサル委託では、指名競争かつ予定価格非公開が通例です。予定価格が読めない分、指名者数と各社の積算精度が落札率を左右する構図になります。
過去類似5件の落札率は74.8〜95.2%
入札額と予定価格から算出した過去類似5件の落札率は、74.8%から95.2%まで約20ポイントの幅があります。5件平均は約85.9%です。単純な高落札率での推移ではなく、案件ごとのばらつきが大きい点が特徴です。
内訳は、庭球公園改修支援が約79.9%(落札額123万9千円)、大名町通り高質化支援が約74.8%(同770万円)と約85.2%(同877万2千円)です。この3件はいずれも松本市発注で、落札率は約75〜85%に収まります。複数者による価格競争が機能した水準と見られます。
一方、天竜ボート場護岸改修支援が95.2%(同300万円)、浜松市天竜ボート場の修正設計支援が94.2%(同114万円)です。この2件は静岡県側の発注で、94〜95%と予定価格に近く、実質的な競争が限定的だった水準と見られます。
松本市発注3件は地元系業者が受注
落札者を見ると、松本市発注の3件は(株)長野技研、(株)ライジングコンサルタント、(株)松本測量と、いずれも地元系業者が分け合っています。特定1社への集中はなく、指名段階での顔ぶれ次第で受注者が入れ替わる状況です。
「一般社団法人ふじのくにづくり支援センター」が連続受注したのは、天竜エリアを対象とする静岡県側の2件に限られます。発注地域が松本市とは異なるため、本案件で同センターが優位に立つとは見込みにくい状況です。
想定落札ラインと注目ポイント
過去5件中、松本市発注は3件で、その落札率は約75〜85%です。本案件も松本市発注のため、指名者が複数そろえば落札率は80%前後、指名が絞られれば上振れする可能性があります。予定価格が非公開である以上、積算の精度差がそのまま順位に直結します。
読者の建設コンサル・測量各社は、自社の発注者支援・スポーツ施設調査の実績と、松本市の公共事業受注実績を照合し、指名リストへの掲載可否を確認してください。開札まで残り2日です。
【出典】
- 公告詳細: 公告書 (松本市)
- 落札集計: 過去5件 (本サイト独自集計、集計日 2026-07-05)
- 類似案件: cosine類似度上位5件