島田川根線ほか小規模修繕、同種3件は落札率98%台 ― 川根線第2工区は中林・亀山が年ごとに交代受注
リード
静岡県は7月15日に、島田川根線ほか道路維持(小規模修繕委託)第2工区を制限事後入札で開札します。工種は土木一式、予定価格は非公開です。同じ小規模修繕委託の過去3件はいずれも落札率98%台・357万〜358万円台で、川根線第2工区は年ごとに受注業者が入れ替わっています。
案件の概要
本案件は島田川根線などの道路小規模修繕を対象とする土木一式工事です。入札方式は制限事後で、公告日は6月22日でした。制限事後入札のため、公告時点で資格を満たす業者が応札します。日常的な補修・点検を含む維持系の業務と見られます。
予定価格は非公開です。ただし後述のとおり同種案件の落札額が一定の範囲に収まっており、規模感の推定は可能です。
過去5件の落札分析
類似5件のうち、本案件と同じ「小規模修繕委託」は3件です。3件すべてが落札率98.3〜98.4%で、落札額は357万〜358万円に集中しています。98%台は予定価格にほぼ張り付く水準で、価格競争がほとんど働いていないことを示します。
注目は川根線第2工区の受注者です。令和6年度は中林建設が98.3%(358.0万円)、令和7年度は亀山建設が98.4%(357.0万円)で、同一工区を1年ごとに別業者が受注しています。特定1社の独占ではなく、地元業者間の交代受注の構図と見られます。残る1件は島田大井川線第1工区で、グロージオが98.4%(357.0万円)でした。
一方、5件のうち2件は工種が異なる「舗装補修委託」(島田岡部線第2工区)です。いずれもエコワークが受注し、落札額186万〜198万円、落札率は93.4〜93.5%でした。同じ道路維持でも、舗装補修は規模が小さく、落札率も小規模修繕より約5ポイント低くなっています。工種の違いが価格挙動を分けている点に注意が必要です。
想定落札ラインと注目点
本案件は小規模修繕委託であり、比較対象は同種3件です。3件の予定価格は362万〜364万円台、落札額は357万〜358万円台に収まっています。ここから本案件も予定価格362万円前後、落札ラインは357万円前後になる可能性があります。357万〜358万円台は単年度の小口案件で、経審の完成工事高への寄与は限定的な規模です。
最大の注目点は、川根線第2工区の受注者が今年どこになるかです。過去2年は中林建設・亀山建設が交代しており、3年目に別業者が入る余地があると見られます。落札率98%台が続く前提であれば、勝敗を分けるのは価格よりも応札資格と地元実績と見られます。
アクション:開札まで残り3日です。自社の静岡県内における小規模修繕委託の実績と、制限事後入札の資格要件を照合し、応札可否を今週中に確認してください。
【出典】
- 公告詳細: 公告書(静岡県)
- 落札集計: 過去5件(本サイト独自集計、集計日2026-07-12)
- 類似案件: cosine類似度上位5件(同 project_type 限定)