愛知県、緊急防災河川「5号工」を8月7日開札 予定価格約5億3667万円 過去5件は地元4社が受注

愛知県は8月7日、緊急防災対策河川工事合併工事(5号工)を開札します。予定価格は約5億3667万円で、県内の河川改修としては中規模の案件です。過去の同種5件は小原建設ほか地元4社が受注しており、今回も地元勢の競合になると見られます。

案件の概要

本案件は土木一式工事として、7月24日に公告されました。中小河川改良工事の大規模特定河川を対象とする合併工事です。合併工事は複数工区を一括で処理するため、施工体制の効率化が求められます。

入札方式は事後審査で、開札後に落札候補者の資格を確認します。週休2日制の工程が設定され、余裕期間対象工事として工期の調整余地が設けられています。工程にゆとりを持たせた設計と見られます。

過去5件に見る落札傾向

当欄が集計した類似5件は、(株)小原建設が2件、(株)寺井土木、(株)豊立工業、(株)尾崎建設が各1件を受注しています。過去5件中2件を小原建設が占め、一定の集中が見られます。一方で残る3件は3社が分け合っており、地元業者間で競争も働いていると見られます。

落札率は5件中4件で判明しています。内訳は小原建設が94.3%と95.0%、寺井土木が95.1%、尾崎建設が97.5%です。豊立工業は落札額2億1300万円ですが予定価格が非開示で、落札率は算出できません。

判明した4件の平均落札率は約95.5%です。河川災害復旧に類する工事としては高めの水準です。最低の94.3%から最高の97.5%まで3.2ポイントの幅があり、案件規模により競争の強弱が分かれると見られます。

元設計との関係

本工事の元設計は、2026年3月に緊急防災対策河川工事の技術資料作成業務委託として実施されました。設計業務は(株)葵エンジニアリングが受託し、落札率は94.0%でした。設計受託者と工事受託者が異なる点が特徴です。

設計と工事は因果連鎖でつながりますが、業種も金額規模も異なります。このため落札率の単純比較には意味がありません。設計段階の受託構図が工事の参加者に直結するとは限らない点に留意が必要です。

想定落札ラインと対応

平均落札率約95.5%を予定価格約5億3667万円に当てはめると、想定ラインは約5億1300万円となります。範囲の下限94.3%〜上限97.5%で見ると、約5億600万円〜約5億2300万円です。豊立工業の非開示分を含まないため、この想定には幅を持たせる必要があります。

開札まで残り約12日です。自社の河川改修工事の施工実績と、公告の参加資格要件を照合してください。そのうえで入札書類の最終確認を進めてください。

【出典】

  • 公告詳細: 公告書 (愛知県)
  • 落札集計: 過去5件 (本サイト独自集計、集計日 2026-07-26)
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