金沢市・下水道管災害復旧(布設替)4.65億円 8月5日開札 規模帯で受注者が二極化

石川県金沢市は2026年8月5日、予定価格約4億6508万円の下水道管災害復旧工事(布設替)を一般競争で開札します。土木Aの単体、又は土木A・ABの2JVが対象で、余裕期間制度対象工事として公告されています。過去の類似案件は規模帯で受注者が分かれており、本案件は災害復旧を手掛ける土木業者が受注層の軸になると見られます。

案件の特徴

余裕期間制度対象工事は、工期に一定の余裕を設け、契約後の着手時期を調整できる発注方式です。技術者や資機材の配置を計画しやすく、繁忙期でも受注判断がしやすくなると見られます。

工事名は、6災7008号及び7009号の下水道管災害復旧に、配水管の移設及び改良を組み合わせた複合案件です。管路の布設替と、既存配水管の切り回しを同時に進める施工体制が求められると見られます。土木Aは単体でも応札できる規模ですが、2JVも認められており、施工体制の柔軟性が問われます。

過去類似5件は規模で二極化

過去5件を予定価格の規模で見ると、二つの層に分かれます。本案件と同じ災害復旧系は毎田建設(予定価格約5億9056万円)と丸善建設(同約8635万円)の2件で、いずれも落札率は非開示です。残る3件は配水管布設替で、予定価格は777万〜4802万円と、本案件の約10分の1以下の規模です。

落札率が開示されているのは5件中2件のみです。酒井工業の96.6%と矢田設備工業の97.5%で、いずれも1億円未満の配水管布設替です。この2件の平均は97.05%で、予定価格に近い水準です。ただし区分も規模も本案件と離れており、傾向を測る母数としては薄いと見られます。

受注者属性では、5件中3件が配水管布設替の実績を持つ設備系業者です。一方、本案件と規模・区分が近い災害復旧の2件は土木系業者が受注しています。本案件は4.65億円規模の土木A災害復旧であり、災害復旧の施工実績を持つ土木業者が受注層の中心になると見られます。

想定落札ラインと確認ポイント

開示2件の平均落札率97.05%を予定価格に当てはめると、約4億5100万円が一つの目安となります。ただし基となるのは小規模かつ別区分の2件で、規模の近い災害復旧2件は落札率が非開示です。このため下振れ・上振れの幅は読み切れず、単体応札か2JVかによって価格競争の度合いも変わる可能性があります。

入札を検討する場合は、公告の参加資格要件と土木Aの格付を、自社の経審と施工実績に照合して確認してください。特に、下水道管災害復旧と配水管切り回しを同時施工できる技術者配置を、着手前に点検してください。

【出典】

  • 公告詳細: 公告書(金沢市)
  • 落札集計: 過去5件(本サイト独自集計、集計日 2026-07-22)
  • 類似案件: cosine類似度上位5件